表参道「青山 セントグレース大聖堂」となり。通りからのぞく、大きなフロントガラスのギャラリー

上門 周二 IMAGINATIVE LANDSCAPE 展

2025年12月3日(水)~12月8日(月)

11:00~19:00(最終日 15:00まで)

無限に広がる生命の海-上門周二の青の旅 上門周二氏の今回の展覧会のテーマは「無限に広がる青の世界」とのことである。これらの作品の制作を通じて、上門氏は「青の時代」という局面を迎えたと言える。「青の時代」と言えば20世紀最大の芸術家パブロ・ピカソのことが想起されるが、ピカソの場合は精神的な苦悩と貧困を背景として、死や貧困等のテーマを青や青緑系を基調とした色彩で描いたものであった。これに対して上門氏の「青の時代」は、伸びやかな広がりと豊かで神秘的な生命の感触にあふれている。上門氏は、ふるさとの種子島の美しく蒼い海に想いを馳せて描いたのではないか。目の覚めるように鮮やかな紺碧から、深みと奥行きのある藍色まで、色調の変化はとても気持ち良く、観る側の心が洗われるようである。それは、これらの作品の画面の中には静かで透明感のある、日常とは異なる時が流れているからであろう。

太下義之 / 東京藝術大学大学院 客員教授

展覧会
EXHIBITION
上門 周二 IMAGINATIVE
LANDSCAPE 展
会期
DATE
2025年12月3日(水)~12月8日(月)
開館時間
TIME
11:00~19:00
(最終日 15:00まで)
出品作家
ARTISTS
上門 周二
会場
LOCATION
ギャラリーコンセプト21
Gallery Concept 21
住所
ADDRESS
〒107-0061 東京都港区北青山3-15-16
アクセス
ACCESS
東京メトロ表参道駅A1・B5出口より徒歩5分
URLhttps://g-concept21.com/ 
備考
OTHERS
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご採り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。ランドスケープアーキテクトとして、自然と人間との共生をテーマに都市計画及びランドスケープに関わり、日本及び東アジアを中心にプロジェクトを手がけている。2015年よりこれまでの活動から得たインスピレーションをもとに「IMAGINATIVE LANDSCAPE」をテーマとしたドローイングによる作品を制作、今回5回目の新作発表となる。